【今日は何をしようかな?(指導員のひとりごと)】<番外編②>
カラダは動きたがっている?
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中水 香理(なかみず かおり)
みなさん!いかがお過ごしですか?
なんて悠長なことを言っている場合ではないですよね。
小学校、中学校、高校だけでなく、地域によっては保育園も休みになっています。
今の相談で多いのは、
「泣くわ!叫ぶわ!ストレスが溜まって・・・」
「おそとに行きたいって、困ってます。」
当たり前ですが、普通に家でおとなしくできる子たちって、いるのでしょうか?
緊急事態宣言でより制限が厳しくなったこともあり、対策が急務だと感じています。
「おうち」がいちばんです。
それは分かっていても、
近所でも、お母さんたちの「いい加減にしなさい」って叫ぶ声を何度も聞いています。
どうしようもない雄叫びに、ちょっとだけ手助けになればとパート2を書いちゃいます。
カラダを軽く動かして、ストレスを軽減出来たらいいですよね。
家の中でできることを考えてみました・・・が!
家の中で動くと言っても、アパートなどの集合住宅や一戸建てなど、どんなパターンでも大丈夫と言いたいけど・・・ご近所迷惑にならないように注意してください。
三つのゲーム的にカラダを動かすことができるものを紹介します。
できるだけいろんな年齢の子どもたちに楽しんでほしいと思っています。
ちょっと工作もしてもらいたいと思います。
それでは、はじまりはじまり・・・
●いそいで仕分け
ひとりでも、ふたりでも、たくさんでもできる遊びです。
(準備するもの)
トランプ 1セット
紙(サイズは何でもいいです) 4枚
ペン(鉛筆でもいいですよ) 1本(紙1枚ずつ「💛」「♧」「♠」「♦」をペンで書きます。)
タイマーやストップウォッチがあると面白くなります。
(ふたりで行う場合)
・まず、対面に座ります。
・真ん中にマークを書いた紙を並べます。
・トランプをよーくシャッフルします。
・ふたりの前に20枚ずつ裏返したトランプを置きます。
・「スタート」の掛け声で1枚ずつ表に返し、マークを見て同じマークの紙に置きます。
・20枚、早く仕分けできたほうが勝ち!
(ひとりで行う場合:多人数でも)
・マークを書いた紙を並べます。
・マークを書いた紙の手前によくシャッフルしたトランプを20枚並べます。
・「スタート」の掛け声から何秒で仕分けられたかをタイマーなどで測ります。
・多人数の場合は、タイムトライアルで競争しましょう。(応用バージョン:多人数)
・ひとりずつ行います。
・行う前に「15」「20」「25」「30」と書いた紙を小さく折ってくじ引きします。
・マークを書いた紙の前によくシャッフルトランプをくじの枚数並べます。
・「スタート」の掛け声から何秒で仕分けられたかをタイムトライアルしましょう。数字ではなく、小さな子でもマークが分かればできます。
マークの紙を置く場所などを工夫すると、カラダを伸ばしたり、動く手間ができます。
ジョーカーが出たら、どこに置いてもいいなどの独自ルールを決めても面白いですよ。●てくてくボーリング
工作を行ってから始めます。
(材料)
ガムテープの芯 1個
竹ひご 2本
ストロー 1本
画用紙 2枚
セロテープ 1本
トイレットペーパーの芯 たくさんあるほうが楽しいです。
(トイレットペーパーの芯くらいの大きさで紙を筒状にしたものを代用してもいいです。)
① 画用紙に左右の足1枚ずつ型を取って切り取ります。
② 竹ひごの先端がとがっていたら切り取り、15㎝の長さに切り揃えておいてください。
(サンドペーパーがあれば、切った先を丸めておいてください。)
③ ストローを10㎝のものをふたつ切っておいてください。
④ ガムテープの芯にストロー1本をセロテープで固定します。
⑤ ストローもう1本を、写真のように対面側にセロテープで固定します。
⑥ 切り取った右足の親指側の土踏まず辺り(足の中央くらい)に竹ひご1本をセロテープで固定します。
⑦ 切り取った左足も同じように竹ひごをセロテープで固定します。
⑧ 竹ひごを付けた足形をストローに差していきます。
こんな感じです。
転がしてみてください。
トイレットペーパーの芯にシールやペンで絵を描いて飾りましょう。
変な動きをするガムテープの芯でトイレットペーパーの芯を倒してみましょう。
(普通にボーリング)
トイレットペーパーの芯をボーリングのピンのように並べて2回ずつガムテープの芯を転がして、倒した本数を競ってみましょう。(トイレットペーパー星人を倒そう)
トイレットペーパーの芯をランダムに置きます。
ガムテープの芯を転がすのは、決められたゾーンの中だけ。ゾーンから出ないで時間内に何体のトイレットペーパー星人を倒すことができるかを競ってみましょう。
絶対に投げてはいけません。転がしてトイレットペーパーの芯を倒していきます。
●カッパ君のたまご運び
これも簡単な工作をしましょう。
(材料)
紙皿 1枚
りぼん 1mくらい
(太めの紐でも代用できます。)
セロテープ
紙皿の裏に中心にしるしを付けておきます。
りぼんの中央部を紙皿の裏のしるしにあわせてセロテープで固定します。
カッパ君のお皿ができたら、頭にのせてりぼんで固定します。
皿の上にピンポン玉をひとつ置いて、3m先にある箱まで落とさないように運びます。
手は使ってはいけません。
10個運べた時間を競ったり、皿の上にのせるピンポン玉の数を増やして落とさないように箱まで運びます。
部屋の中に障害物を置いたり、移動距離を増やしても面白いです。
ピンポン玉を落とさないように動くので、暴れるようなことはないと思います。オリジナルの楽しみかたを考えてもらえるとうれしいです。
私の勤める教室の近くで桜がきれいに咲いていました。
最近の支援内容は、椅子に座ってやることが少なくなっています。
楽しい気分になるように、お花見やいちご狩り、昆虫採集を教室で疑似体験してもらったり、ボール投げやロープ渡りなど運動をする支援内容が多くなっています。
来てもらえる子どもたちに安全に過ごしてもらいたい。
換気、消毒、手洗いやうがい、マスクの着用など絶対に手を抜かないなど合言葉に日々の支援を行っています。付き添いのお母さん、お父さんに疲労が見えています。
ちょっとの間、ひと息つける時間にしてもらえるようにも考えています。みんなで乗り切っていきましょう。
できることをひとつずつ、ひとつずつ、積み重ねていきましょう。次の投稿もカラダを動かす内容にしようと思っています。
時間よ!忙しすぎる私に余裕をください(笑)おっと、休校中の課題がいっぱいで質問に答えないと。
さあ、頑張っていこう。
中水 香理(なかみず かおり)
活動地域:関西圏(大阪・京都・奈良・滋賀が中心)
ひとことメッセージ:大阪府内にある児童発達支援事業所で指導員として働く、娘と息子、二人の子どもの母です。息子の大好きなSEKAI NO OWARIのFukaseくんとの出会いが発達障がいを学ぶきっかけになりました。(ミーハーですいません。)
「脳と体と心」、勘違いされることの多いことだからこそ、考えていきたいです。
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