【これまでの逆SST】全国精神障害者地域生活支援協議会オンライン研修
「逆SSTのすゝめ」レポート
この記事を読むには3分ほどのお時間がかかります
全国精神障害者地域生活支援協議会(あみ)(https://www.ami.or.jp/)2021年度第2回オンライン研修として「逆SSTのすゝめ~あなたの常識は非常識?当事者視点からみつめる「常識」」と題して、逆SSTをめぐる研修が開かれました。研修では、実際に、回答者4人の方とともに以下の2題の逆SSTを実施しました。
(第1問)
仕事が休みの日はいつも飲食店に入りたくなります。これは朝ご飯を食べたとか食べなかったとかいう空腹度などには関係なく、たとえ手持ちのお金が少なくても立ち寄りたくなります。結果として食べ過ぎることも少なくありません。逆に、食べなくても構わなくて喫茶店でコーヒーだけでも立ち寄れたら満足です。
さて、どうして私は休みになると飲食店に入りたがるのでしょうか?
(第2問)
ここにSNSにあげた写真があります。例えば、左の写真は私を入れて3人で入った喫茶コーナーのものです。右は、もうひとり同席しています。しかし、SNSのコメントには「誰かと行きました!」のようには書いていません。
書く時も、相手の飲食の食器が写ることがないわけではありません。日によって違いますが、休日バージョンの多くは、相手の存在が消されていることがほとんどです。さて、どうして私は活動的であることを見せたいのに、誰かと行ったことには触れないのでしょうか。
*写真は省略。
→第1問、第2問の正解はこちら
当日は、多くの障害福祉サービスの支援者、当事者の方やそのご家族の方に参加いただきました。研修の中で逆SSTについては、ほかにも、逆SSTの概要についての説明、質疑応答、理論的背景の説明も行い、逆SSTのエッセンスが詰まった研修となりました。
投稿はありません