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【対話でひらく発達支援】学習支援のあり方(総論)③

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大内 雅登(おおうち まさと)

*本記事は、S&D発達支援情報メルマガNo.3(2024年7月11日発行)から転載されたものです。

  • 文科省の「LDの判断基準」では、学習障がいは「中枢神経系に何らかの機能障害があると推定される」とされています。

    中枢神経系とは、何でしょうか。
    これは、部位としては脳と脊髄のことを表しています。
    この部分から命令が出されることで、私たちは体を動かすことができています。

    例えば、字の形から音を思い出す脳機能に課題があると、字が読むのが苦手だなぁという状況になります。
    また、上手く手に指令が出せなければ、書くことに苦手さをもちます(医学的な学習障がいとは別)。

    こういった学習の苦手さに関して、仕組みがくっきりと解明された話は聞いたことがありません。
    脳などの神経系が、どのように関わっているのかはわからないんですね。

    確実に言えるのは、親御様のしつけや育て方は学習障がいの原因とはならないということです。
    診断を受けられたときに、ご自身を責められる保護者の方々と多く出会ってきましたが、そういった考え方は適当ではなさそうです。

    しかし、前回お伝えしましたように、周辺者の接し方、あり方によって学習が困難となることは十分あり得ます。
    発達障がいとしての困りごとの解決・軽減方法と、環境に起因するものの解決・軽減方法は別であると言えます。
    学習支援を行うときには、よくよくこのことを考えなければならないと思っています。

  • 【執筆者紹介】大内 雅登(おおうち まさと)
    LD専門家庭教師Study&Dialog講師/Care-Media Labo主任研究員/(一財)発達支援研究所客員研究員。自身の経験と、支援現場での実践の双方から、対話を基盤とした支援のあり方を探求している。支援を「わかることから」ではなく、「ともに在ること」から捉え直す実践と言葉の発信を続けている。
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