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はつけんラボ 発達心理学講義「自閉症を考える」3

  • 第三節 自閉症から見えてくる発達の仕組み
       :能動と受動、相補性ということ

    【ここで話されていることのポイント】

     3か月ごろ、子どもが「目を見る」のではなく、相手と「目が合う」ようになること。
     =相手を主体として、その能動性を自分の受動性で受け止めるようになること。
     能動と受動のやり取りが同型性と並び、本源的な共同性のもう一つの形であること。
     主体同士として能動=受動のやりとりをする相互主体性の最初の表れとなること。
     お互いの能動と受動は相補的な関係を生み出すこと
     言葉の前に身体同士のやりとりがあり、それが前提に言葉のやり取りが成り立つ。
     自閉症児は0歳代のころからこの相互的なやりとりがむつかしいこと。
     言葉や対人関係の育ちは、同型性と相補性の概念で理解・記述できる可能性。
     自閉症は「”私”の成り立ちにくさ」という観点からみられること
     「私が(相互主体的なやり取りの中で)この世界を生きている」ということ。

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