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はつけんラボ 発達心理学講義「言葉と読み書きの発達」1

  • 第1節 言葉の獲得の前提:意味を推定する子どもの力

    講師:高橋登先生(大阪教育大学)

    子どもが言葉を大人から学ぶのはどうしてでしょうか?それは子どもが「推理する力」を持つからです。
    子どもが文字を学べるのはなぜでしょうか。文字を学べるのにはどんな前提的な力が育っていく必要があるのでしょうか。それは音を聞き分けて文字との対応関係を理解する「音韻意識」が育つからです。
    そんな読み書きの発達を支える仕組みについて、いろいろな例を挙げながら講義が進みます。
    さらには生活のことばと、学校の学びに使う言葉の違いの問題を最後に説明していきます。このことは、外国にルーツがある子どもたちの日本語習得にとってもとても大事な問題になります。

    第一回は子どもの言語習得を可能にする「推理する力」についての話です。なぜ子どもはいちいち大人から教えられないのに、一日に数語も覚えていくのでしょうか?「大人から教えられて覚える」のではなく「子ども自身が推理して身に着ける」言葉の獲得の仕組みについて考えます。

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