はつけんラボ 発達心理学講義「言葉と読み書きの発達」5
第5節 特殊音節習得の困難さ:かな文字の特徴とディスレクシア
講師:高橋登先生(大阪教育大学)
「あかさたな…」とか「がぎぐげご」のような清音、濁音の文字については習得ができたこともでも、「きゃ」「はっ」、「よう」など、拗音や長音、撥音などといわれる「特殊音節」の文字は理解や習得がむつかしいのはなぜでしょうか?
ディスレクシアの子はさらにこの特殊音節の文字の習得が困難になります。なぜでしょうか?
特殊音節と文字の関係は「普通の音と文字の対応ルールとは違う」ということから、その理由を説明していきます。
第2節で出された「幼児が文字を覚え始めると、なぜ一気に大部分を覚えてしまい、<少しずつ覚えていく>のではないのはなぜ?」という問いへの答えも、この節で説明されます。
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