はつけんラボ 発達心理学講義「言葉と読み書きの発達」7
第7節 生活のことばと勉強のことば:小学生の課題と外国籍児童の困難
講師:高橋登先生(大阪教育大学)
はつけんラボ 発達心理学講義「言葉と読み書きの発達」の最終回です。
幼児期から小学校低学年にかけて、文字を習得した子どもも、小学校段階でさらに新しい種類の日本語の力を習得していきます。
それは抽象的なことを考えたり、表現したりする言葉です。
その言葉が身につかなければ、学校の授業にもついていけません。
日常会話などに使う言葉と、先生の説明を理解したり、自分の頭で抽象的に考えたりする言葉とは、同じ日本語でも質が違うのです。
母語が異なり、日本に来て日本語を学ぶ外国籍の子どもは、この点で苦労しています。
言葉の発達の支援に必要なポイントも、幼児と小学生では異なってくることを説明します。
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