2021.06.01
【6月20日】第2回「逆SSTをやってみよう!」イベントのご案内
(一財)発達支援研究所では、発達障がい当事者の行動や考えを理解するためのスキルをみんなで考えるイベント「逆SSTをやってみよう!」の第2回を開催します。 *Zoomのウェビナー形式によるオンラインイベントです。
「逆SSTをやってみよう!」は3月21日に第1回を開催し、好評をいただいたイベントです。
***第1回イベント参加者の感想から***
「SSTを逆に考えるという発想は目からウロコでした。当事者の思いは、100人いれば100通りだと思うのでこうあるべきだと当てはめたり押し付けたりするのではない療育、周りの理解が必要だと実感致しました。」
「定型という方に、自分が入るのかどうか自信はありませんが、明らかに生きづらさを抱えてる息子を理解するための、一助になりました。」
「大変おもしろかったです。職場でも、同僚や患者さんから理解が得られればやってみたいと思いました。当事者とスタッフが対等な感じでいいなと思いました。」
「就労移行支援事業所で支援員をしています。今回のこの「逆SST」を聴講して、私達は日々の訓練の中でSSTを中心に持ってきていますが、支援員の視点としては就労後の定着支援の時点で「逆SST」はとても有効だと感じました。就労後は職場内の事は訪問型・企業型ジョブコーチに任せる部分が多いのですが、この講義を継続して受講すれば支援員としてご本人にとってより良い合理的配慮を企業側に求める時に、一段上の事を提案できる実力になっていくのではないかと思います。」
「語り手の空気を和らげるサポーティブな在りように、この時間が守られていたように感じました。お話から体験・気持ち・状況がとてもわかりやすかったです。評価について、語り手さんが重きを置いておられる背景など、いろいろ考える余韻を今、感じています。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。」
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逆SSTは、当事者の行動や考え方について、回答者が一緒に考えることを通じ、当事者の思いや行動を「理解する力(スキル)」が身につく方法です。第1回イベントでも、2つの問題が語り手から出題され、下のグラフにみられるように、第1問から第2問にかけて、語り手(当事者)の気持ちを理解できると感じる度合いが上がっていました。
図:第1回イベント参加者が逆SSTでどの程度当事者の気持ちがわかるようになったか
今回のイベントでは、事前にイベントの予習的な意味合いを持つ「宿題」がすでに出されています(申込ページにあります)。
イベント内で「宿題」の解説を行うと同時に、第1回と同様、実際に当事者の方と参加者の方に、具体的な事例を使った、逆SSTも行っていただきます。
*3月21日に行われた第1回イベントの概要については、こちらから ⇒ 第1回「逆SSTをやってみよう!」イベント(2021年3月21日)レポート
*逆SSTの背景となる考え方の解説・練習問題等についてまとめた動画や関連情報は こちらから ⇒ 逆SSTにくわしくなろう!
<みなさんも参加できます!>
逆SSTは、発達障がい当事者である「語り手」と、複数名の「回答者」で行います。今回のイベントでも第1回と同様に、一般の方も、逆SSTが行われている模様を視聴可能な「オーディエンス(観衆)」として参加することが可能です(オーディエンスはカメラオフで参加できます)。
逆SSTがどのように行われるのか、関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
<第2回「逆SSTをやってみよう!」イベント概要>
【主催】(一財) 発達支援研究所
【日時】2021年6月20日(日)午前10時~11時30分
【定員】無し
【オーディエンス視聴費】無料
【オーディエンス申込方法】以下のURLからお申込みください。
https://forms.gle/FbQPA8XhpMGxRqTh7*お申し込み後、お申込み内容が届かない場合や6月18日までに視聴方法等を記載したメールが届かない場合には、お手数ですが、info@hatsuken.or.jpまでメールでご連絡ください(その際、お申込みいただいたお名前とメールアドレスもお知らせください)。
【問い合わせ先】
発達支援研究所 Mail: info@hatsuken.or.jp*イベントのチラシは以下からダウンロードできます。
第2回逆SSTをやってみよう!チラシ(ダウンロード)