第1回「逆SSTをやってみよう!」イベント(2021年3月21日) レポート

「第1回逆SSTをやってみよう」は、2021年3月21日の午前10時から、Zoomのウェビナー会場で開催されました。イベントは、ストリーミングでYoutubeでも同時配信され、Zoomでは100アカウント、Youtubeでは約130名の方にご視聴いただきました。

イベントでは、最初に出題者(1名)、解答者(4名)の自己紹介が行われ、簡単に逆SSTの進め方について説明が行われたあとで、解答者とオーディエンスのみなさんが、以下の2つの問題に挑みました。

(第1問)

私はとってもお酒が大好きです。特別お酒に強いということでもないのですが、居酒屋に行くと大好きな揚げ物などの力も借りてついつい飲みすぎてしまいます。

しかし、同窓会や歓迎会などお酒の場に誘われても、私が「行きます」と返事をすることはまずありません。念のために「本当に行かないの?」と同僚に確認されても「行かないです」とお返事するのが常です。

(問題)さて、私はどうしてそんな返事をするのでしょうか?

【解答者・オーディエンスからの質問と出題者の回答の一覧表はこちら】

【出題者から発表された正解と解説はこちら】

---

(第2問)

大学を出てから、よくコーヒーを飲むようになりました。仕事場には常に缶コーヒーやペットボトルのコーヒーを持って出社します。喫茶店に行くことも大好きで、メニューにウインナーコーヒーがあれば大喜びで注文します。甘いコーヒーが大好きなんです。しかし、今日も私はブラックコーヒーを持って職場に向かいます。胃が弱く、痛みや気持ち悪さで飲み切れないまま持ち帰ることも少なくありません。

(問題)さて、私はどうしてブラックコーヒーを飲むのでしょうか?

【解答者・オーディエンスからの質問と出題者の回答の一覧表はこちら】

【出題者から発表された正解と解説はこちら】

2つの問題を解いたあと、出題者、解答者、司会者で、特に出題者を同窓会・歓迎会などに誘うためのスキルを中心に考えて閉会となりました。今回は時間切れのため、ベストな誘い方や出題者を理解するための「わざ」の命名までには至りませんでしたが、ゲーム形式で誘う、少し多く誘うなどのアイデアが出され、オーディエンスからもさまざまなアイデアが寄せられました。

*今回のイベントでの出題者による出題と解答は、あくまでも今回の出題者の場合については、こういうところで理解されにくい」という例を、ご経験の中から2つピックアップしていただいたものです。従って、今回の出題や解答の内容が、発達障がい者の方すべてに当てはまるものでもなく、アスペルガーの方がすべてこうだということでもありません。みなさんおひとりおひとりの個性と、それまでに積み上げてきた経験によって、どんな形でどういう困難を抱えるか、どういう点で理解されにくくなっていくかの具体的な形は千差万別です。とはいえ、そのような発達障がい当事者の方の悩みどころは、定型発達者の平均的な悩みどころとはかなり違う面があり、今回の出題例についてみんなで考えていくことも、そのようなズレ方を理解し、悩みを共有していくために、大切な一歩だと考えられます。