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はつけん劇場

はつけんラボ 発達心理学講義「自閉症を考える」6

  • 第六節 ゼミに受け入れた自閉青年の言葉の特徴
       :言葉を話すことと「相手の視点」の理解

    【ここで話されていることのポイント】

     言葉を話すようになった自閉症児も、独特の使い方が目立つ。
     カナーも注目したように、人称代名詞の使い方にも独特さがある。
     人は言葉を話すとき、自分の耳で自分の言葉を聞いているが、これは言葉を話すとき、それを聞き手の立場で聞く、という意味も持っている。
     相手の話を相手の視点から理解し、自分の話を相手の視点を考慮して話す
     ということを会話は含んでいる。
     自閉症児はこの(能動=受動の関係をベースにした)複数の視点の組み合わせの中で
     言葉を話すことがむつかしいため、「コーヒー飲みなさい」と言うところを
     「コーヒー飲みたい」と言って相手に要求するような、一見不思議な話し方になる。

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