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2025.03.01
自閉当事者には自閉当事者なりの理由がある
東京都市大の横山草介さんが企画者となり,発達心理学会で3月5日に設定されたシンポジウム「身近な他者という異文化と出会う」が開かれます。人と人の出会いの中で,違う文化を持ち,理解しにくい「他者」が見えて...
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2025.01.28
自閉系の方がマニアックになる時
私の印象にすぎませんが,自閉系の方の中に,ある領域についてものすごくマニアックに細かい知識をたくさん持って,それを語りだしたら止まらない勢いになる方がいらっしゃることを経験します。 たとえば自動車が...
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2025.01.21
「マイルール」と「自己物語」⑥理解できない世界を,模索しながら生きる
さて,いよいよ「自己物語」です。 前回まで人はそれぞれの人がその主観の中に生み出す物語の主人公として生きていて,その人の幸せも不幸せもその物語の中で感じ取られていくのだという話をしてきました。その物語...
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2025.01.20
「マイルール」と「自己物語」⑤主観的な物語が自己肯定感を生むこと
前回は「支援」の目的は「幸福」を目指すものだよね,というあまりにも素朴な,にもかかわらず時々見失われてしまうようにも思える話でまとめました。その時に大事になることは「幸福」というのは「その人がその人の...
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2025.01.18
「マイルール」と「自己物語」④対話モデルでお互いの物語をつなぐ
前回まで,「マイルール」の問題を考えるときに,「常識」とか「規範」などのコミュニケーションを成り立たせる要素,固く言うと「規範的媒介項」というポイントを考えることが大事になるということ,そして特に自閉...
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2025.01.17
「マイルール」と「自己物語」③子どもの視点から事態を理解しなおす
①では人は他の人とやりとりしながら生きていくために,お互いに守るべき常識とかルールとかを作り,共有してますよね,という話をしました。たとえば将棋で歩が突然斜めに動き出したら将棋になりません。日本で車が...
所長ブログ
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所長ブログでは、発達障がいをできるだけ日常の体験に近いところからあまり専門用語を使わないで改めて考え直す、というスタンスで、いろんな角度から考えてみたいと思います。「障がいという条件を抱えて周囲の人々と共に生きる」とはどういうことか、その視点から見て「支援」とは何なのかをじっくり考えてみたいと思います。
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