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2024.10.23
当事者視点からの理解の波:質的心理学会
10月19日と20日は成城大学で質的心理学会が開かれました。 障がい関係の発表やシンポもたくさん見てきたのですが,障がいを巡るさまざまな困難について理解するときに,健常者や定型発達者の視点でその意味を...
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2024.10.12
自閉的生き方と「ことば」2
今回考えてみたいのは,たとえば「自閉の子どもは言うことが極端になりやすい」「白黒で判断して中間がない」といったような「特性」,そして自閉系の人には数学とか自然科学系の方が得意な人が多いといった傾向につ...
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2024.10.12
自閉的生き方と「ことば」1
このブログで大事にしていることは,発達障がいをその人が生きている場の中で,「当事者視点」から理解する道を探ることです。 「当事者視点」からの理解というとむつかしく感じるかもしれませんが,「その人が抱え...
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2024.09.06
自分を「客観的に見られない」理由
「アフリカのタンガニーカ湖に,ンゴロンゴロという魚がいるのですが,先日50cmの成魚が吊り上げられて,みんなびっくりしました。」 以前大学の心理学の講義でときどき使っていたネタです。 ところでなんでみ...
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2024.08.29
「なんでこんなことで切れるの?」
自閉のお子さんを育ててこられたあるお母さんに伺ったエピソードです。 お子さんが幼児の時,アパートの上の階に住んでいらして,外に出る必要があり,お子さんには1階で待っているからと伝えて先に家を出て,階段...
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2024.08.27
当事者視点を踏まえた関係調整としての支援
発達障がい児の支援と最初に聞くと,「苦手なことを減らす」とか「正しいやり方を教える」といったイメージが強いかもしれません。あるいは「訓練する」みたいな。実際発達障がい児は定型発達の子どもだったらわりと...
所長ブログ
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所長ブログでは、発達障がいをできるだけ日常の体験に近いところからあまり専門用語を使わないで改めて考え直す、というスタンスで、いろんな角度から考えてみたいと思います。「障がいという条件を抱えて周囲の人々と共に生きる」とはどういうことか、その視点から見て「支援」とは何なのかをじっくり考えてみたいと思います。
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