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2020.10.18
見る力と聞く力:人と世界を共有する道筋
前回ご紹介した視覚障がいの河野泰弘さんが書かれた「視界良好2」(北大路書房)に面白いことが書かれています。 「ひとりひとりの視点を補っていくと、その先にはなにがあるのだろう。すべてを見たい、もっと見た...
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2020.08.17
当事者が自分の言葉を持ちにくい理由(4)論理的な言葉は自分の言葉に?
当事者がなぜ自分の言葉でうまく自分を表現しにくいのか、についていくつかの観点からその理由を考えてきましたが、「心の理論」の獲得課程について説明したこと、つまり「自閉症の子は感覚的に理解するのがむつかし...
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2020.05.25
言葉と言葉を支えるもの
発達障がいのお子さん、特に知的な遅れを伴うお子さんの困難に気づくきっかけとして多いものの一つは「言葉がなかなか出てこない」というものです。 なぜかと言えば、この世の中を渡っていく時、言葉がないとどうし...
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2019.09.27
外側からの理解と内側からの理解(2)
さて、外側からの理解と内側からの理解について、前回は典型的な例として、その人の外側に心理的な物差しを作って(そこでは通常平均値が大事になります)、それとの比較でその人を理解する方法と、もうひとつは痛み...
所長ブログ
所長ブログでは、発達障がいをできるだけ日常の体験に近いところからあまり専門用語を使わないで改めて考え直す、というスタンスで、いろんな角度から考えてみたいと思います。「障がいという条件を抱えて周囲の人々と共に生きる」とはどういうことか、その視点から見て「支援」とは何なのかをじっくり考えてみたいと思います。
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