-
2020.08.17
当事者が自分の言葉を持ちにくい理由(3)言葉は借り物ということ
「当事者が自分の言葉を持ちにくい理由」の三回目です。 ここまでの簡単なおさらいから始めましょう。 1回目では「心の理論」の発達の仕方を例に、定型発達者と発達障がい者(この場合自閉系の子)では、同じよう...
-
2020.08.16
当事者が自分の言葉を持ちにくい理由(2)感覚と言葉のずれ
当事者が自分の言葉を持ちにくい理由(1)では、「心の理論」関連の研究を例にしながら二つの事を説明しました。 一つは発達のルートは一つではなく、同じことができるようになるためにも、いろんな出来方があるん...
-
2020.07.01
リアルとバーチャルの関係(3)言葉とお金、そして社会
さて、人間以外の動物の場合は、そんな風に記憶イメージの形で自分の中にその場にないバーチャルなものを生み出す力が発達したとしても、そのイメージはあくまで自分の中で作られるものですから、仲間の動物と共有す...
-
2020.06.27
ピアジェとリズム(2)知能の発達の前提としてのリズム
「ピアジェとリズム(1)」では、ピアジェが知能の発達について考えるとき、それを生物が外界の物を取り込んで生きていくための体の進化や、その体を使っての行動の進化、発達というところに足場を置いて考えるのだ...
所長ブログ
所長ブログでは、発達障がいをできるだけ日常の体験に近いところからあまり専門用語を使わないで改めて考え直す、というスタンスで、いろんな角度から考えてみたいと思います。「障がいという条件を抱えて周囲の人々と共に生きる」とはどういうことか、その視点から見て「支援」とは何なのかをじっくり考えてみたいと思います。
ブログ総目次(リンク)はこちらからご覧いただけます。